ニコラス・マドゥーロ大統領は8月23日、リオデジャネイロ五輪を終え帰国したベネズエラ選手団を迎え、メダリストにフランシスコ・デ・ミランダ勲章を、上位入賞者にホセ・フェリックス・リバス勲章を授与しました。

リオ五輪全体で、ベネズエラはメダル3個を獲得し、9名／チームが上位入賞しました（体操、ボクシング、自転車競技、テコンドー、レスリング、重量挙げ、フェンシング）。メダルの内訳は、銀1個（ジュリマール・ロハス選手、女子三段跳び）、銅2個（ジョエル・フィノル選手、ボクシング男子フライ52kg級／ステファニー・エルナンデス選手、自転車女子BMX）でした。

マドゥーロ大統領は、リオ五輪に参加したベネズエラ選手団87名の健闘を称え、「体育学校等で後進の指導にも参加し、あらゆる競技で模範となってスポーツを普及させてほしい」と述べました。

また、2020年の東京五輪に向け、スポーツの裾野を広げて選手を育成するとし、東京五輪への参加が見込まれる選手のためのトップレベル競技者用ナショナルトレーニングセンターを創設する考えを示しました。

一方、今年9月7日から18日に全22競技で開催されるリオデジャネイロパラリンピックには、ベネズエラから23名の選手が参加します。

女子選手では、2008年の北京パラリンピックで金メダルを獲得した柔道のナオミ・ソアソ選手（視覚障がい）、北京・ロンドンに続いて3度目のパラリンピック出場となる競泳のベルキス・モタ選手（同）などがメダルを狙います。
一方、男子選手では卓球車いす部門のエドソン・ゴメス選手、同知的障がい部門のデニソス・マルティネス選手などの活躍が期待されます。その他、自転車競技にビクトル・ウゴ・ガリド選手とシリオ・モリナ選手（ともに車いす）、柔道にマリオ・ブリセニョ選手、マルコス・ファルコン選手、ウィリアム・モンテロ選手（いずれも視覚障がい）が出場します。