静かなる雷――カタトゥンボ川河口付近では、
1時間に最大数千回にも及ぶ閃光が。
“カタトゥンボの稲妻”は
大航海時代には灯台の代わりに
目印にされていました
カタトゥンボの稲妻
カタトゥンボの稲妻は、世界でもベネズエラのマラカイボ湖沿岸だけで見られる気象現象です。主にマラカイボ湖の南とカタトゥンボ川の河口付近でその稲光を見ることが出来ます。1平方キロメートルあたり年間平均233発と世界で一番雷が集中する地域として、2014年1月28日にギネスワールドレコードに登録されました。落雷は夜8時頃から明け方まで続き、そのような日が毎年4月~11月、約240日ほどもあります。世界でも類を見ない頻度の雷、無音の稲妻で、その高さは2~10kmに達します。湖畔のヤシの木やパラフィトスの家を照らす光のショーです。