「野生のカピバラは湖や川などのそばに住んでいて、
泳ぎもとても上手。
ベネズエラではかなり広い範囲に生息しています」
カピバラ
学名:Hydrochoerus hydrochaeris
げっ歯類の最大種、草食動物。
平原地帯、オリノコ川流域とそのデルタ地帯、グアヤナ地方、バルロベント平野、ヴァレンシア湖などに生息します。水の中で身を隠したり、体温調節を行います。川や湖の近くに生息し、草食動物なので、水中や水辺にある植物を食べます。
カピバラは群れで生活しメスの数がオスを上回り、優位のオスが劣位のオスを群れの外縁に追いやりますが群れからは出ません。乾季が繁殖期で、妊娠期間は150日ぐらい、年2回の出産で平均4匹程度を産みます。
ベネズエラでは1967年から保護されています。飼育や商業目的の狩りを行うには特別な許可証が必要です。
ベネズエラで今日のように家畜として飼育され、農場で繁殖される以前は、狩りの対象となる珍しい動物でした。塩漬けで保存され、田舎ではイースター(宗教的行事)のとき伝統的に食用とされていました。