The Lost World『ロストワールド』

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映画『ジュラシック・パーク』などに強い影響を与えた
コナン・ドイルのSF作品『失われた世界』。
ギアナ高地のロライマ山やテーブルマウンテンが
舞台となっています

失われた世界/ロスト・ワールド

カナイマ国立公園アチャの滝

カナイマ国立公園アチャの滝

『失われた世界(ロスト・ワールド)』という小説をご存知でしょうか。『シャーロック・ホームズ』シリーズの著者として有名なコナン・ドイルの初期(1912年)のSF作品です。物語はベネズエラのギアナ高地が舞台です。主人公たちは、絶滅したはずの古代生物が生き残っているとも言われるアマゾンへ探検に出かける・・・というところから物語は始まります。

イギリスの『デイリー・ガゼット』紙の青年記者エドワード・マローンは、英雄になって愛する女性に振り向いてもらうため、危険な冒険に出る機会を望んでいました。ある時、古代生物を取材する特派員として、変わり者で知られる動物学者チャレンジャー教授らとともにベネズエラのギアナ地方・テーブルマウンテンを探検する機会を得ます。かの地で古代生物の生息を証明しようとする一行4名は、あらゆる危険に遭いながらも、ジャングルで翼竜に攻撃されたイグアノドンなど数多くの恐竜に遭遇します。探検隊の一人であるロクストン卿は、探検の途中で青粘土の穴を見つけ興味をかきたてられます。探検中に一行は恐ろしい猿人に捕らえられ、猿人村に連れて行かれますが、そこでテーブルマウンテンの一角に猿人と対立する先住民族「アッカラ」の村があることを知ります。アッカラの若い族長の助けを得て、一行はようやくテーブルマウンテンの外への抜け道を見つけ、文明世界に脱出します。
帰国後、主人公マローンは写真その他の資料とともに冒険の報告を行いますが、最初は信じてもらえません。信じてもらえたのは、チャレンジャー教授が証拠として生きた翼竜を報告会の壇上で取り出したときのことでした。最後に、ロクストン卿は、かの地で見つけた青粘土に大量のダイヤモンドが含まれていたことを冒険の仲間に打ち明け、それを一行で山分けします。

小説には、ベネズエラ・アマゾンの豊かな自然が描写されています。スティーブン・スピルバーグ監督の映画『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』や映画『猿の惑星』も、この小説から着想を得ています。興味深い作品です。ぜひご一読ください。

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