『海底二万里』や『八十日間世界一周』
で知られるSF小説の父、ジュール・ヴェルヌは、
もちろんベネズエラの不思議な世界についても
『素晴らしきオリノコ川』に書き記しています
素晴らしきオリノコ川
『海底二万里』や『八十日間世界一周』の作者、ジュール・ヴェルヌが、ベネズエラの大河を舞台とした冒険小説を書いているのをご存知でしょうか。数多くの冒険小説を残した19世紀のフランス人作家、ジュール・ヴェルヌは、ベネズエラのオリノコ川にインスピレーションを受けて小説『素晴らしきオリノコ川(El Soberbio Orinoco)』を著しました。一人の少女が、オリノコ河畔のジャングルに消えた父親を探して旅をする物語です。あらすじをご紹介しましょう。
女性が危険な遠征に出るなど考えられなかった時代、主人公フアナは男性の服装を身にまとい、名前を男性名の「フアン」に変えて、少年として父ケルモル大佐を探す旅に出ます。旅には、一人の軍人が彼女の「叔父」として同行しました。冒険に冒険を重ねる中で、二人はこの壮大なオリノコ川の源をたどるベネズエラ人開拓者やフランス人調査団などに出会い、ついにはケルモル大佐の探索に力を合わせるようになります・・・。
この本では、ベネズエラの美しい自然が描かれています。一読の価値ある作品、一見の価値ある大河です。