Venezuelan Musicベネズエラ音楽

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カリビアンにネイティブ(先住民)、
アフリカ系にヨーロッパ系。
さまざまな人種が入り混じる
ベネズエラでは、音楽も実に多様。
誰でもきっとお好きなナンバーが見つかるはず!

ベネズエラは地球上で最も音楽に溢れている国の一つです。
典型的なベネズエラ音楽は、インディヘナ(先住民)・ヨーロッパ人(1498年の到着以降)・アフリカ人(16世紀以降)の習慣や文化が融合してできたものです。これらの文化が豊かに混ざり合った結果、他のどの国とも異なる、ベネズエラ音楽固有のメロディーやリズムが出来上がりました。

ベネズエラにおいて音楽は社会にとっても、人々にとってもなくてはならないものです。生まれる前からお母さんたちはお腹の中の子に歌を歌い、音楽を聞かせます。そしてその子が生まれると、寝かせる時、あやす時、起こす時にさえ豊かなメロディーを湛えた子守唄を歌ってあげるのです。

ベネズエラ音楽にはたくさんの種類があり、ベネズエラ固有のものもあります。代表的なのはベネズエラ西部の音楽「ガイタ」と、5拍子の非常にユニークなリズムを特徴とする「カラカスのメレンゲ」です。ベネズエラ人はとても陽気でお祭り好きですからどこにでも音楽があるのです。
現在国民の大多数の間で人気のある音楽といえば、レゲトン、サルサ、ホローポ(ベネズエラの代表的な伝統音楽・踊り)、ガイタなど、外国由来のジャンルを含めダンスに向いた曲がメインです。しかし、ロマンティックな曲のほうを好む音楽ファンも多く、ベネズエラ人が作曲した曲は膨大な数に上ります。

1498年にヨーロッパ人がベネズエラに到着してから、音楽は日常生活のあらゆる場面で重要な役割を果たしてきました。音楽学校の創設は17~18世紀で、これにより作曲家や演奏家たちが大きく増えることになりました。音楽に身を捧げ、世界的に有名になったベネズエラ人芸術家の数の多いことからもこのことが分かります。

日本でもベネズエラ音楽は愛好されており、近年では日本の音楽家たちがグループを組んでベネズエラ音楽を演奏しています。2002年以来、当館は「日本におけるベネズエラ文化週間」を開催しており、ベネズエラから様々なアーティストや楽器を招聘・紹介してきました。これが日本の音楽家の間で高い関心を呼び、ベネズエラのメロディーやリズムがそのレパートリーに取り入れられるようになりました。特筆すべきグループを挙げてみると、エストゥディアンティーナ駒場、カフェ・ネグロ、アオンダ、セレステなどがあります。日本で最もよく知られていてポピュラーなベネズエラの曲といえば、「Moliendo Café(コーヒー豆を挽きながら)」が原題の「コーヒー・ルンバ」などが挙げられます。

ベネズエラ大使館公式SNS

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