2006年3月7日、国会は法令により1954年2月17日に制定された国旗・国章・国歌法を廃止し、国旗デザインの変更が行われました。変更により、独立時の州を表す中央部の星を1個加え、現在の8個としました。解放されていたグアヤナ地域を表す星を国旗に加えたいと望んだ解放者シモン・ボリバルの1819年の願いを取り入れたものです。国章は国旗の左上、黄色地部分に配置されます。
国章の左上部分は赤色で、実った穀物の穂を束ねたような絵が描かれています。これはベネズエラ・ボリバル共和国がたくさんの麦穂のように州を抱えているということを表し、国家の統一と豊かさの象徴です。右上は黄色で、勝利の印として剣、槍、弓矢が、月桂冠で束ねられた一対の国旗などと絡んで描かれています。青地部分には野生の白馬が、この国章を正面から見る人にとっては左側に向かって、馬にとっては前方を見ながら駆けています。これは独立と自由の象徴で、1863年7月29日に連邦紋章に使用されていた馬の絵をそのまま活用しています。
国章の上部中央には豊かさの象徴として一対の角が横に置かれたように描かれており、中からトロピカルフルーツや花が溢れています。国章の左側にはオリーブの枝が、右側にはヤシの枝が配置され、根元は国旗の3色のリボンで結ばれています。リボンには金字で、左側に「1810年4月19日」「独立」、右側に「1859年2月20日」「連邦」そして中央部分に「ベネズエラ・ボリバル共和国」と記されています。
GLORIA AL BRAVO PUEBLO「勇敢な国民に栄光あれ」
べネズエラ国歌は1810年につくられたものですが、正式に国歌と認められたのは70年後の1881年5月25日です。
作曲者のファン・ホセ・ランダエタと、カラカス出身の医者でもあり詩人の作詞者、ビセンテ・サリアスは1814年独立戦争時に銃殺されています。
国歌は「圧政の鎖を解き放った勇敢な国民に栄光あれ.法はその徳義と栄誉を称える。"鎖 を解き放て"と富者は叫び、共に貧者は自由を求めて決起した。」というような独立を称える内容を勇壮に歌いあげています。
ベネズエラの国歌『勇敢な国民に栄光あれ』音源
合唱:
https://www.youtube.com/watch?v=UL92bALFU4s
楽器演奏のみ:
https://www.youtube.com/watch?v=Tnu_YuH23-Q
Coro
Gloria al bravo pueblo
Ⅰ Coro
Ⅱ Coro
Ⅲ |
(コーラス)
法と徳と名誉を
Ⅰ (コーラス)
Ⅱ (コーラス)
Ⅲ |
Coro
Gloria al bravo pueblo
que el yugo lanzó
la Ley respetando
la virtud y honor.
Ⅰ
Abajo cadenas
gritaba el señor
y el pobre en su choza
libertad pidió
a este santo nombre
tembló de pavor
el vil egoísmo
que otra vez triunfó.
Coro
Ⅱ
Gritemos con brío
Muera la opresión
Compatriotas fieles,
la fuerza es la unión;
y desde el EmpUíreo
el Supremo Autor,
un sublime aliento
al pueblo infundi&oaute;.
Coro
Ⅲ
Unida con lazos
que el cielo formó
la América toda
existe en nación
y si el despotismo
levanta la voz,
seguid el ejemplo
que Caracas dio.
(コーラス)
法と徳と名誉を
尊重しつつ
軛を解き放った
国民に栄光あれ。
Ⅰ
鎖を取り外せ!
貴神は叫び
貧者は小屋で
自由を求めた。
再び台頭した
卑劣なエゴイズムは
この神聖な言葉に
恐れおののく。
(コーラス)
Ⅱ
力強く叫ぼう
圧制に死を!
忠実な同胞たちよ
団結は力なり。
そして天空より
崇高な創造主は
荘厳な息吹を
国民に吹き込んだ。
(コーラス)
Ⅲ
天がつくり賜うた
絆で結ばれ
全アメリカは
国家になった。
もし専制政治が
声をあげるなら
カラカスが示した
模範にならえ。
国花
蘭(カトレア・モッシェ:学名Cattleya mossiae)
国樹
アラグアネイ(学名Tabebuia chrysantha)
国鳥
ムクドリモドキ (学名Icterus icterus)