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宮本眞樹子さんベネズエラ訪問記の写真

2019/10/31

宮本眞樹子さんベネズエラ訪問記

日本・キューバ友好協会常任理事(キューバ在住)の宮本眞樹子さんが9月にベネズエラへ行かれた際の訪問記が届きましたので、掲載します。
 
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19.10.02 宮本眞樹子氏...

宮本眞樹子さんベネズエラ訪問記

日本・キューバ友好協会常任理事(キューバ在住)の宮本眞樹子さんが9月にベネズエラへ行かれた際の訪問記が届きましたので、掲載します。

 

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19.10.02 宮本眞樹子氏 E-mailで

ベネスエラに行ってきました!~見て聞いて感じたベネスエラの今

 

ハバナからカラカスまで直行便で3時間、お隣、という近さです。

12年ぶりのカラカスは、見たところ変わっていません。朝の通勤ラッシュ、夕方の雑踏、道端の物売り、美人でお洒落で魅力的な女性たち、普通の生活が見えます(強いて言うなら、警備の人が増えた事でしょうか)。

 

<レストランで隣の席の女性たち>

 

今回は、カラカスから東へ525キロ、カリブ海に面したクマナ県スクレ市に行ってきました。島影が浮かび、絵のように美しい海と海産物の美味しい、リゾートホテルがあるスクレ。ここはベネスエラ解放者アントニオ・ホセ・スクレが生まれた土地で“栄光の地“と呼ばれています。街の中心にある「フィデル・カストロ来訪記念彫刻美術館」を訪ね、スクレ像の建つ公園を散歩し、ショッピングセンターでお買い物して、ねっとり濃いガトーチョコレート(これが超美味!)にカプチーノのお茶タイム、音楽が高鳴る夜の海辺で若者たちが盛り上がっている屋台の魚介類を賞味し、公園で毎週金曜の夜開催されるフィエスタ(お祭り)を楽しみました。

 

お祭りでは、”愛の高齢者“プロジェクトによる美しく着飾った年配女性のダンスが披露され(それはそれは優雅で綺麗)、やんやの喝さいを浴びていました。曲が変わると誘われて私も一緒に踊りました。日本人が珍しいのか、次々現れる男性に休む間もなく踊り続けてしまいました。

 

<”愛の高齢者“ダンス>

 

<海岸の出店で新鮮な貝の味見をさせてくれる>

 

小腹が空いて、民芸品や手作りお菓子などがずらりと並んだ屋台を冷やかしながら食べ歩き、地元の人たちとお喋りしました。気になっていたことを訊いてみました、「ここでは食べ物がいっぱいあるけれど、日本のニュースでは食べ物が無くて餓死しそうな人がいるとか、病院に行かれなくて死にそう、とか、そういう人がいるのですか?」たっぷり太った屋台の女性は笑いながら、「どこに餓死する人がいるのかね?」と、傍に立って私を物珍しげに見ていた二人のマッチョな男性の太鼓腹を撫でながら訊きました。周りにいた人たちがどっと笑って、「どこに餓死する人がいるのかね?」と、互いのお腹を摩りました(訊いた相手がふさわしくなかったかも^^;)。

 

「失礼しました、日本ではそんな風に伝えられているものですから」言い訳して謝ると、その女性が、「今年の3月、ベネスエラの発電所がテロ攻撃で壊されたの、知ってるでしょ?あの時、真っ暗になったの。で、3日目が金曜日だった、フィエスタの日よ、停電だったけどフィエスタをやらないわけにはいかないもの私たちのお愉しみを。それでみんなで車を集めて、車のライトで照らして、音楽をかけて、みんなで踊ったのよ」

感動で言葉を失った私、心の中で呟いていました「あっぱれベネスエラ人!」。

 

海岸通りでは、子どもたち、家族連れ、カップル、若者たちが週末の夜を楽しんでいました。

 

<夜の海岸通りで出会った家族連れ>

 

 

カラカスに戻ってから、お世話になった人や運転手さんたちにいろいろ質問してみました。

「インフレで物価高になって大変ですね?食べるものは調達できるのでしょうか?病院や教育費は?サラリーは平均どのくらいでしょう?」

 

「インフレは酷い、サラリーが下がってお金は無い。でも、食糧プロジェクトがあるから食べ物はある。米国の封鎖強化で、政府からの食糧支援は2年前から更に増えた。例えば、お米、トウモロコシの粉(主食のパンケーキを作る)、卵、パスタ、油、砂糖、珈琲、ツナ(缶詰)、いろいろある、高齢者や障害者にはミルクなど更に多く支給される(安価で)」キューバのリブレタ(食糧支援)と同じです。

 

病院は種類があって無料のもある、教育費は大学まで無償。けれども今、サラリーの平均は65,000B(ボリーバル)で、年金も少ない(私と同年齢の女性は40,000少々Bで全く足りない)と言います。八百屋さんや小売店に行ってみると、野菜や果物の価格はキューバと同じくらいで、珈琲はキューバの半額(食料品の品数は豊富、キューバは比べ物にならない)です。

移動中スタンドでガソリンを入れた時、運転手さんが支払いのお札を私に見せました、500Bです、「これで払う」と。トイレチップと同じ金額です。「え!まさか、それだけ?」

信じられない私、別の運転手さんに訊いてみました、「ガソリンは10リットル幾らですか?」「ガソリン10㍑は(ドルで計算するなら)0.001米ドル(US$)」「は!そんな激安!?」「いいかい、40㍑買うとする、100B払う、60㍑買っても100B、200㍑買ったとしても100Bだ、要するに幾らでもないのだ、ここではオイルは水よりも安い」

計算が合わないだけでなく頭がついていけません。分かったのは

「だから、ヤンキーが石油を狙うのね」「シー!(その通り)」

 

私がベネスエラを訪問していた時、首都カラカスでは、「ノー・モア・トランプ!大集会」と、「女性のための集会」が開かれ、スクレでは「ベネスエラ・キューバ相互連帯集会」が同時に開かれていました、なんとまあ精力的な事でしょう。

 

(お店によって為替レートが若干違いますが、1USドル=20,000~23,000ボリーバル、9月末現在)

 

宮本眞樹子(キューバ、ハバナより)

 

<”愛の高齢者“プロジェクトの女性たちと>

 

<ショッピングセンター内の洋服屋さん、すべて中国製>

 

<カラカスの街の八百屋さん>

 

<買い物に来た女性たちと小さなお店の前で>

 

<もう使えなくなっていた12年前のボリーバル札>

 

 

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