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エル・システマ:日本での3番目の拠点がスタートの写真

2017/05/18

エル・システマ:日本での3番目の拠点がスタート

3月23日、長野県駒ヶ根市(杉本幸治市長)とエル・システマジャパン(菊川穣代表理事)の事業協力協定書の調印式が行われ、

エル・システマ:日本での3番目の拠点がスタート

3月23日、長野県駒ヶ根市(杉本幸治市長)とエル・システマジャパン(菊川穣代表理事)の事業協力協定書の調印式が行われ、エル・システマ 発祥の地ベネズエラを代表してセイコウ・イシカワ駐日ベネズエラ大使が同席しました。同市は福島県相馬市、岩手県大槌町に続き、日本におけるエル・システマ事業の3番目の拠点となり、市の児童・青少年が無償で音楽教育を受けられる場を作ります。

エル・システマはベネズエラ発祥の音楽教育システムで、家庭の経済状況にかかわらず、希望する全ての子どもたちにオーケストラや合唱に加わる機会を与えることをコンセプトとしています。現地では、スラムに住む子どもたちが犯罪に巻き込まれたり加わったりすることを防ぎ、活動を通じて協調性などを育む包括的な社会活動として取り組まれています。

調印式では杉本市長が「エル・システマを知った時から、相馬市や大槌町と同じような活動を駒ヶ根市でもやりたいと思っていた」、「エル・システマの日本3番目の拠点となったことを嬉しく、楽しみに思う」と振り返り、「5年後には駒ヶ根市子どもオーケストラができることが夢」と熱意を語りました。同市は以前よりベネズエラとの文化交流を続けており、杉本市長はこれまでの活動にも感謝の意を表しました。菊川代表理事は、これまで世界50カ国以上に広がってきたエル・システマの音楽教育のメリットなどについて説明。最後にイシカワ大使がエル・システマの哲学と、エル・システマなどに代表される社会的・文化的計画がベネズエラ社会で果たしてきた重要性について話しました。ベネズエラでは現在、全土で約700の児童・青少年オーケストラ・合唱団が作られています。

 

調印式には音楽関係者、教育関係者、市役所幹部、報道関係者らが同席し、駒ヶ根での事業開始の喜びを分かち合いました。近いうちにプロジェクトの成果が表れ、この美しい山あいの街で生まれた楽団の演奏が聴けることが期待されます。

こちらもご覧ください。

エル・システマについて(大使館ウェブサイト)

エル・システマジャパンによる調印式レポート

駒ヶ根市による調印式レポート

ベネズエラ大使館公式SNS

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