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大統領罷免国民投票の実施スケジュールに関する全国選挙評議会からの発表の写真

2016/08/12

大統領罷免国民投票の実施スケジュールに関する全国選挙評議会からの発表

2016年8月9日に、ベネズエラ選挙管理委員会に当たる全国選挙評議会(CNE)のティビサイ・ルセナ議長が、野党連合である民主統一会議(MUD)が行ったニコラス・マドゥーロ大統領の罷免国民投票の請求...

大統領罷免国民投票の実施スケジュールに関する全国選挙評議会からの発表

2016年8月9日に、ベネズエラ選挙管理委員会に当たる全国選挙評議会(CNE)のティビサイ・ルセナ議長が、野党連合である民主統一会議(MUD)が行ったニコラス・マドゥーロ大統領の罷免国民投票の請求について、説明を行いました。

CNEは、大統領罷免国民投票の公示に向けたスケジュールを実行することの決定、及びその手続きの要件を承認しました。

国民投票の法的根拠は1999年制定のベネズエラ・ボリバル共和国憲法にあります。まず、国にとっての特に重要な事項については、大統領の発議、国会の決議又は有権者の1割を下回らない数の請求により、諮問的国民投票に付すことができます(第71条)。同様に、選挙によって選ばれた公務員の罷免を求める国民投票を請求することができます(第72条)。

ティビサイ・ルセナ議長は、CNEには「その大きな挑戦に応えうる(中略)巨大なキャパシティーがある」と述べ、法令遵守の原則を保証し、かつ手続きの実行をリスクにさらすことのないよう、定められた手順を守ることが必要だと表明しました。

今回、野党連合MUDが実施を求めている国民投票については、手続きの第一段階が今年4月14日に開始され、国内全州で有権者の1%以上の署名が集められたことをもって、現在既に達成されています。この民主的メカニズムを発動するための有効な申請が初めて受理されたのが4月14日、その後署名の収集及びCNEによる署名の有効性確認を経て、8月3日に第一段階が終了しています。次いで、第二段階を構成する残りの手続きの実施期間が取り決められます。

定められた第一段階の要件が全て満たされた場合、CNEは、第二段階の実施スケジュール、署名の受付場所、署名の記載内容を15営業日以内に提出します。

ティビサイ・ルセナ議長によると、CNEはこの15営業日の間(8月3日~8月24日)に、フィールドワーク、実行可能性調査、技術・運営・管理上の計画などといった、手続きに関する種々の任務も実施します。

この後2016年9月16日に、CNEは、次の段階である有権者の20%の署名集めに移るための要件を満たしているかどうかを発表することとなります。

要件を全て満たしている場合、手続きの第二段階が2016年10月末頃に実行されます。国民投票を実施するためには、野党はこの段階で、有権者の20%分の署名(400万筆)を集めなければなりません。

第二段階の要件も満たした場合、2007年に施行された法令に則って、国民投票が90日(2017年1月)以内に実施されます。

CNEは、いかなる政治勢力も、法令に定められた期間を早めるよう圧力をかけることはできないと主張しました。

CNEは選挙管理権の最高執行機関で、信頼性・透明性・ベネズエラの選挙システムの確実性から過去の選挙で国の組織として高い支持を得ており、高い投票率を記録しています。これまでに、2012年・2006年・1998年の大統領選挙、2007年の憲法改正に係る国民投票、2012年・2008年の知事選挙、2015年の国会議員選挙等を執り行っています。

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