ベネズエラ報道はなぜこんなに酷いのか―アラン・マクロードの著書「ベネズエラからの邪悪なニュース」の書評
ベネズエラ報道はなぜこんなに酷いのか
アラン・マクロードの著書「ベネズエラからの邪悪なニュース」の書評
ジョー・エメルスバーガー
米国政府はこの20年近く、ベネズエラの政府を転覆しようとしてきた。さらに南北アメリカ及びヨーロッパの至る所の主流メディア機関(国営メディア、企業メディア及び幾つかの非営利メディア)は米国政府のベネズエラ政権転覆の企てを手助けしようと全力を挙げてきた。
過去20年間、この動きに対する例外中の例外となったのが、ALBAブロック(米州ボリバル同盟加盟国)のように、ベネズエラに敵対的ではない幾つかの国の国営メディアである。VenezuelAnalysis.comのような小規模な独立メディアも異なった視点からさまざまなニュースを提供した。米国や英国の主流メディアは、ベネズエラの民主的に選出された政府を擁護するどころか、サウジアラビアの独裁政権の方をずっと擁護しがちである。いずれの形にせよベネズエラの政権を擁護すれば悪口と嘲りを引き起こすことになる。従って、アラン・マクロードとその著書「ベネズエラからの邪悪なニュース:偽のニュースと虚報の20年 (Bad News From Venezuela: Twenty Years of Fake News and Misreporting)を出版したラウトレッジ社はどちらも極めて高い称賛に値する。この出版には本物の政治的勇気が要った。(明かしておくと、マクロードは、筆者と同じく、FAIR.orgの寄稿者である)
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