ベネズエラ発祥の教育システム「エル・システマ」所属のフランシスコ・デ・ミランダ交響楽団より、弦楽四重奏が熊本を訪問
2016年8月3日、東京(ベネズエラ大使館)
7月29日~30日、フランシスコ・デ・ミランダ交響楽団の日本ツアーの一環として、団員4名が熊本を訪れ演奏を披露しました。4月に発生した地震の被災者に向け、音楽を通じて連帯の心やエールを送りました。
今回訪問したのは、カサンドラ・ビエルマさん(第一バイオリン)、ウィリアムズ・サラサールさん(第2バイオリン)、フランシフェ・ロペスさん(ビオラ)、ペドロ・デベルデさん(チェロ)の四名です。指揮者の佐渡裕さん率いるスーパー・キッズ・オーケストラとともに熊本市現代美術館に登場。演奏を披露しました。さらに、済々黌高等学校を訪問し、吹奏楽部の歓迎演奏を聴くほか弦楽部の部員と交流演奏を行いました。また、熊本城や益城町の被害が大きかった地域を訪問しました。
ベネズエラ大使館からはカレン・ロメロ公使参事官が団員とともに熊本を訪問。熊本地震後に開始された芸術活動プログラムの継続に役立ててほしいと、熊本県立劇場に寄付を手渡しました。寄付金は、7月28日に同楽団が東京・第一生命ホールで行ったベネズエラ独立205周年記念/ウゴ・チャベス司令官生誕62周年ガラ・コンサートで来場者から寄せられたものです。
団員4名は各訪問先で温かく迎えられ、スーパー・キッズ・オーケストラのフレッシュな面々や済々黌高等学校の生徒の皆さんと楽しい時間を共有し、母国ベネズエラに美しい思い出を持ち帰りました。