ラテンアメリカ・カリブ政党常設会議（COPPPAL）第36回全体会合に出席した政治組織が、ベネズエラ国民及び政府への支持を表明したと、ベネズエラ憲法制定議会（ANC）国際関係常設委員会のアダン・チャベス委員長が発表しました。

チャベス委員長はツイッターにCOPPALの声明を掲載しました。声明は、マドゥーロ大統領率いる政府への支持を表明するとともに、ベネズエラへの内政干渉を拒否するとしています。

声明を以下に掲載します。

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ラテンアメリカ・カリブ政党常設会議（COPPPAL）声明

「ベネズエラ内政への干渉にノーを！」

（大使館仮訳）

2018年10月10日から12日にパナマ共和国・パナマシティで開催されたラテンアメリカ・カリブ政党常設会議（COPPPAL）第36回通常全体会合に出席した政治組織は、北米帝国主義がベネズエラ政府を孤立・服従させんとして同政府を標的に行っている組織的な攻撃に対して、兄弟たるベネズエラ国民及び同志ニコラス・マドゥーロ・モロス大統領率いるボリバル主義政府への完全なる支持を表明する。

ドナルド・トランプ米大統領が第73回国連総会での演説で声高に述べたベネズエラ・ボリバル共和国への威嚇は―ベネズエラへの犯罪的封鎖の拡大及び「軍事的選択肢」を採る可能性を繰り返すものだったが―米国政府が、ベネズエラ野党の操縦において果たそうと決めた役割を表している。

シモン・ボリバルとウゴ・チャベスの国の国民に対する前述の選択肢の採用については、既に米国務省や米軍の様々なスポークスマンやルイス・アルマグロ米州機構（OAS）事務総長も表明してきているが、これは国際法の最も基本的な原則を侵害するものであり、ラテンアメリカ・カリブ全域に予測し得ない結果を伴う影響を及ぼすだろう。

残念なことに、大陸の政府の中にはベネズエラに対するこの攻撃に加わってきたものがある。このことが示すのは、ベネズエラやその民主的制度への敵対的な態度であり、また国際法に従って紛争を外交的・政治的手段で解決しようとするあらゆるイニシアチブを棄て置く無礼と攻撃の姿勢である。

したがって、ラテンアメリカ・カリブ政党常設会議（COPPPAL）第36回通常全体会合に出席した政治組織は、次のことを決定する。

一、  ベネズエラ・ボリバル共和国への軍事介入を断固として拒否し、各国間の紛争を解決するためのあらゆる政治的・外交的イニシアチブを完全に支持すること。

二、  ベネズエラ国内の政治情勢に関する事柄の解決は、専らベネズエラ人男女、同国の政党、同国の社会的組織及び同国の政治制度のみがこれを管轄する旨を、国連制度を律する原則的な概念に従って追認すること。

三、  去る8月4日に起きた出来事に関して徹底的な調査を行う独立技術チームを立ち上げるという、同志ニコラス・マドゥーロ大統領の提議を支持すること。これはテロ集団による、ベネズエラの首脳及び高官に対する暗殺未遂に際するものである。

四、  COPPPALがルイス・アルマグロOAS事務総長の宣言に際して発出した声明の内容を追認すること。

五、  同志ニコラス・マドゥーロ大統領が、主権を弱めベネズエラの民主的制度を貶めようとする内容や展開を持ついかなる提案をも拒否して常時繰り返してきた政治的対話、協調及び協力への明示的かつ明白な意向に、完全なる連帯を表明すること。

その意味においてCOPPPALは、米国政府が発した大統領令に由来しベネズエラが行う国際的な金融活動にかかっている制限の問題解決に向けて、米国政府及びベネズエラ政府間の政治的対話が行われるよう、可能な範囲であらゆる政治的イニシアチブを推進する任務を引き受ける。

六、  ドナルド・トランプ政権からの経済的・政治的圧力により深刻な影響を受けているベネズエラ経済の諸事案を全面的に解決するため、ベネズエラ政府が回復・成長・経済繁栄計画の枠組みで行っている努力を支持すること。

七、  COPPPALに加盟するベネズエラの政党との円滑なコミュニケーションを維持すること。その目的は、常に政治対話の実施に基づいて、出来事の推移を評価していくためである。

勇敢なベネズエラ国民万歳！

パナマ・パナマシティー、2018年10月

原文（スペイン語）